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発熱外来とは

発熱外来は、発熱や風邪症状のある患者様を、他の患者様と分離した環境で診察する専門外来です。新型コロナウイルス感染症の流行を機に整備が進み、インフルエンザや他の感染症も含めて、安全な診療体制を確保することが目的です。
発熱は体の防御反応であり、ウイルスや細菌などの病原体と戦っているサインです。しかし、高熱が続く場合や、呼吸器症状を伴う場合は、適切な診断と治療が必要となります。また、感染症の種類によっては、周囲への感染拡大を防ぐための対策も重要です。
当院の発熱外来の特徴
分離型の診療体制
当院では、発熱外来専用の待合室と診察室を設けています。一般の患者様とは別の入口から入っていただき、診察から会計まですべて専用スペースで完結します。換気システムも充実させ、空気の流れにも配慮した設計となっています。
HEPAフィルタ付空気清浄機を設置
発熱外来にはHEPAフィルタ付パーテーション型空気清浄機を設置。ウイルスや細菌を99.97%以上捕集し、診察室内の空気を常時清浄化しています。患者様同士の飛沫感染リスクを最小限に抑え、より安全な診療環境を実現しています。
迅速検査による早期診断
インフルエンザと新型コロナウイルスの同時迅速検査が可能な機器を導入しています。一度の検査で両方の結果が数十分程度で判明するため、患者様の負担を軽減しながら、適切な診断につなげることができます。
経験豊富な医師による診療
30年の臨床経験を持つ院長が、発熱の原因を総合的に判断します。一般的な風邪から肺炎などの重篤な疾患まで、幅広い可能性を考慮しながら診察を行います。聴診や問診により、入院が必要な重症例を見逃さないよう、慎重な診療を心がけています。
このような場合は受診してください
全身症状
- 37.5℃以上の発熱
- 悪寒、震え
- 頭痛、関節痛、筋肉痛
- 全身倦怠感 など
呼吸器症状
- 咳、痰
- のどの痛み
- 鼻水、鼻づまり
- 息苦しさ、呼吸困難 など
消化器症状
- 吐き気、嘔吐
- 下痢、腹痛 など
発熱外来での検査や診断
迅速抗原検査
インフルエンザや新型コロナウイルスの感染の有無が迅速に判明します。鼻咽頭ぬぐい液を採取して検査を行います。発症から時間が経っていない場合は偽陰性となることもあるため、症状や経過も含めて総合的に判断します。
血液検査
炎症反応(白血球数、CRP)を確認し、細菌感染とウイルス感染の鑑別を行います。必要に応じて、肝機能、腎機能なども評価し、全身状態を把握します。
胸部レントゲン検査
患者様の状態を考慮して、必要に応じて胸部レントゲン検査を実施します。当院のAI診断支援システムにより、早期の肺炎も見逃さず診断できます。特に高齢者や基礎疾患のある方では、重症化リスクが高いため、慎重で的確な判断が重要です。
発熱の治療
新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルス感染症の方に対しては、必要に応じて抗ウイルス薬を処方します。軽症の場合は解熱鎮痛薬などの対症療法を行い、自宅療養の指導を行います。
インフルエンザ
抗インフルエンザ薬を処方します。発症から早期の投与が効果的なため、早期受診が重要です。解熱鎮痛薬の使用についても、適切な指導を行います。
細菌感染症
溶連菌感染症や細菌性肺炎などでは、適切な抗生物質を処方します。薬剤アレルギーの有無を確認し、安全な薬剤を選択します。
対症療法
発熱、咳、鼻水などの症状に対して、解熱鎮痛薬、咳止め、去痰薬などを処方します。十分な水分摂取と栄養補給の指導も行います。
受診時のお願い
事前連絡のお願い
発熱や風邪症状がある場合は、来院前にお電話でご連絡ください。症状や来院時間を確認し、スムーズな診察ができるよう準備いたします。
マスクの着用
院内では必ずマスクを着用してください。咳エチケットを守り、他の方への感染拡大防止にご協力ください。
来院時の注意点
車でお越しの方は、車内で待機していただく場合があります。体調が悪い中での来院となりますが、指示に従っていただきますようお願いします。
発熱でお困りの方へ
発熱は体からの重要なサインです。「ただの風邪だろう」と軽視せず、適切な診断と治療を受けることが大切です。特に高齢者や基礎疾患をお持ちの方は、重症化のリスクが高いため、早めの受診をおすすめします。
吹田市・山田・千里丘の竹村医院の発熱外来は、分離型の診療体制により安心して受診していただける環境を整えています。また、迅速検査により早期診断が可能で、適切な治療につなげることができます。発熱や風邪症状でお困りの際は、まずはお電話でご相談ください。症状に応じて、適切な受診時間や準備していただくものをご案内します。