下痢・便秘

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下痢・便秘について

下痢・便秘について

下痢と便秘は、身近な消化器症状の一つです。誰もが経験する症状ですが、その原因は食生活の乱れから重大な疾患まで様々です。「お腹がゆるい」「何日も出ない」といった排便の異常は、QOL(生活の質)を大きく低下させ、外出や仕事にも支障をきたすことがあります。

排便リズムは個人差が大きく、本人にとって快適な排便があれば大きな問題はありません。しかし、急激な変化や、日常生活に支障をきたす症状がある場合は、適切な診断と治療が必要です。

吹田市・山田・千里丘の竹村医院では、消化器外科専門医としての経験を活かし、下痢・便秘の原因を的確に診断します。対症療法だけでなく、生活習慣の改善を含めた総合的な治療により、快適な排便リズムの確立をサポートいたします。

下痢の原因と症状

感染性腸炎

下痢の原因は、ウイルスや細菌による感染によるものが多いです。突然の水様便、腹痛、発熱を伴うことが多く、ノロウイルスや病原性大腸菌などが原因となります。通常は数日で改善しますが、脱水に注意が必要です。

食中毒

汚染された食品摂取後、数時間から数日で発症します。激しい下痢と嘔吐が特徴で、時に血便を伴うこともあります。

薬剤性下痢

抗生物質、制酸薬、便秘薬の使いすぎなどが原因となります。薬剤の中止や変更により改善することが多いです。

過敏性腸症候群

ストレスにより腸の動きが異常になり、下痢と便秘を繰り返します。腹痛を伴うことが多く、排便により症状が改善するのが特徴です。

炎症性腸疾患

潰瘍性大腸炎やクローン病では、慢性的な下痢、血便、体重減少などが見られます。若年者に多く、専門的な治療が必要です。

便秘の原因と症状

弛緩性便秘

大腸の動きが弱く、便が停滞するタイプです。高齢者や運動不足の方に多く、腹部膨満感を伴います。

痙攣性便秘

ストレスにより大腸が痙攣し、便の通過が妨げられるタイプです。コロコロとした硬い便が特徴で、腹痛を伴うことがあります。

器質性便秘

大腸がんや腸の狭窄など、物理的な通過障害が原因の便秘です。急に便秘になった、便が細くなった、血便を伴うなどの症状がある場合は、早期の検査が必要です。

薬剤性便秘

鎮痛薬や抗うつ薬などが原因となることがあります。薬の調整により改善することがあります。

緊急性の高い下痢・便秘

以下のような症状がある場合は、緊急性が高い可能性があるため、すぐに受診してください。

  • 血便・粘血便:大腸がんや炎症性腸疾患の可能性
  • 激しい腹痛を伴う:腸閉塞や虚血性腸炎の可能性
  • 高熱を伴う下痢:重症感染症の可能性
  • 脱水症状:めまい、口渇、尿量減少
  • 急激な便通異常:大腸がんなどの可能性
  • 体重減少:悪性疾患や炎症性腸疾患の可能性 など

下痢・便秘の診断や検査

問診・触診

排便回数、便の性状、随伴症状、食事内容、服薬歴などを詳しく確認します。腹部の触診により、腸の動きや便の貯留状態を評価します。

便検査

便潜血検査により、消化管出血の有無を確認します。便培養検査では、感染性腸炎の原因菌を特定できます。

血液検査

炎症反応、貧血の有無、電解質バランスなど必要に応じた項目を調べます。

画像検査

腹部超音波(腹部エコー検査)で腸の状態を評価します。大腸内視鏡検査(大腸カメラ)が必要な場合は、連携医療機関をご紹介します。

下痢の治療

薬物療法

整腸剤により腸内環境を整え、必要に応じて止痢薬を使用します。感染性腸炎では、下痢を止めると病原体の排出が遅れるため、注意が必要です。脱水がある場合は、経口補水液や点滴により水分と電解質を補給します。

食事療法

急性期は消化の良い食事とし、脂肪や食物繊維の多い食品は避けます。症状改善後は、徐々に通常食に戻していきます。

便秘の治療

薬物療法

便を軟らかくする緩下剤、腸の動きを促進する刺激性下剤、腸内の水分を増やす薬剤などを、症状に応じて使い分けます。漢方薬も効果的なことがあります。

生活習慣の改善

規則正しい排便習慣の確立が最も重要です。決まった時間にトイレに行く習慣をつけ、便意を我慢しないことが大切です。食物繊維や水分を積極的に摂るよう心がけ、適度な運動を習慣付けましょう。

下痢・便秘でお悩みの方へ

「お腹の調子が悪い」という症状は、軽く見られがちですが、QOLを大きく左右する重要な問題です。慢性的な下痢や便秘は、背後に重大な疾患が隠れていることもあります。

竹村医院では、消化器外科専門医として、下痢・便秘の原因を的確に診断し、適切な治療を提供します。薬物療法だけでなく、食事指導や生活習慣の改善により、根本的な解決を目指します。
特に、血便がある、急に症状が変化した、体重が減ったなどの場合は、早めの受診が重要です。

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