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風邪・鼻水とは

風邪は、主にウイルス感染によって起こる疾患です。鼻やのどの粘膜にウイルスが付着し、炎症を起こすことで、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳などの症状が現れます。原因となるウイルスは数百種類以上あり、ライノウイルスやコロナウイルス、アデノウイルスなどが代表的です。
多くの場合は自然に回復しますが、こじらせると気管支炎や肺炎などの合併症を起こすこともあるため早めの対処が大切です。
吹田市・山田・千里丘の竹村医院では長年の臨床経験を持つ医師が症状を丁寧に診察し、お一人おひとりに合った治療方針をご提案します。「ただの風邪だから」と我慢せず、つらい症状があればお早めにご相談ください。
風邪・鼻水の主な症状
初期症状
風邪の始まりは、のどの違和感やくしゃみ、鼻水から始まることが多いです。この段階で適切な対処をすることで、症状の悪化を防ぐことができる場合があります。体のだるさや微熱を感じたら、無理をせず早めの受診をおすすめします。
特に透明でサラサラした鼻水が出始めたら、風邪の初期サインです。この時期に十分な休養と水分補給を心がけることで、回復が早まることがあります。
進行期の症状
- 鼻水・鼻づまりの悪化
- のどの痛みや咳の出現
- 頭痛や関節痛
- 発熱
- 全身倦怠感
- 食欲不振 など
これらの症状が複数現れた場合は、体の免疫力が低下している証拠です。十分な休養と適切な治療が必要となります。
風邪・鼻水の診断や検査
問診や聴診
症状の経過を詳しくお聞きします。いつから症状が始まったか、発熱の有無、鼻水の性状、のどの痛みの程度、咳の有無など、総合的に判断します。聴診により肺の音を確認し、気管支炎や肺炎の兆候がないかチェックします。
迅速検査の実施
発熱を伴う場合は、インフルエンザや新型コロナウイルスの可能性を考慮し、迅速検査を実施します。当院では両方を同時に検査できる機器を導入しており、数十分程度で結果が判明します。
血液検査
症状が長引く場合や、細菌感染が疑われる場合は血液検査を行います。白血球数やCRP(炎症反応)を確認することで、ウイルス性か細菌性かの鑑別や、重症度の評価が可能です。
胸部レントゲン検査
咳が強い場合や呼吸器症状が目立つ場合は、胸部レントゲン検査を実施します。肺炎や気管支炎の有無を確認し、重症化を防ぎます。当院のAI診断支援システムにより、微細な変化も見逃さず、より正確な診断が可能です。
風邪・鼻水の治療
症状に応じた薬物療法
患者様の症状や体質に合わせて、解熱鎮痛薬、咳止め、去痰薬、抗ヒスタミン薬などを適切に処方します。「鼻水を止めたい」「のどの痛みを和らげたい」など、最もつらい症状を優先的に改善できるよう、きめ細かな処方を心がけています。
漢方薬の処方も可能です。葛根湯など、体質や症状に応じた漢方薬により自然治癒力を高めながら症状改善を図ります。
二次感染の予防
風邪をこじらせると、気管支炎や肺炎などの二次感染を起こすことがあります。聴診や必要に応じて胸部レントゲン検査を行い、合併症の早期発見に努めています。AI診断支援システムを導入したレントゲン検査により、より正確な診断が可能です。
生活指導とアドバイス
十分な水分補給や栄養バランスの整った食事、適切な室温や湿度管理など、回復を促進する生活習慣についてアドバイスします。仕事や家事で忙しい方にも、実践可能な養生法をご提案します。
風邪や鼻水の症状でお悩みの方へ
風邪は身近な病気ですが、適切な治療により症状を和らげ、回復を早めることができます。また、早期の対処により、気管支炎や肺炎などの合併症を予防することも可能です。
当院では、発熱外来を設けて、他の患者様と接触しない安全な環境で診察を行っています。インフルエンザと新型コロナウイルスの同時迅速検査も実施しており、適切な診断に基づいた治療を提供します。
高熱が続く方、呼吸器症状が悪化している方、なかなか症状が改善しない方は、早めの受診をおすすめします。地域の皆様の健康を守るかかりつけ医として、お一人おひとりの症状に沿った診療を心がけています。